SEVENTH
-The Destination-
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ストーリー概観
【SEVENTH −The Destination 2−】
〜 3rd ウェスタ編 〜
人類の宇宙移民の歴史を語るとき、
第2の地球「ダルゼラ」を "1st"、つまり最初の移民星と考える。
したがって、【Destination 2】と題されたこの章の舞台は、
3番目の移民星=第4の地球、である。
この惑星を、「ウェスタ」と呼ぶ。
人類がその大地に足跡を残した7つの惑星のうち、
最も過酷な環境下にあったといっても過言ではない。
ウェスタ暦は、現地球時間に換算して、約800年。
地球の大きさを100とすると、ウェスタの直径は60。
もともと高濃度の二酸化炭素が大気の大半を占めていた地表、
地下を開拓して、人間が住める環境を人工的に作っていった。
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それでも、移民後数百年は、人間も地表を歩くことができた。
しかし、人の生活により汚染された空気(ガス)を全て地表に吐き出し、
産業廃棄物は「外へ」...次第に、
地表はただのゴミ捨て場となっていった。
そして、ウェスタ暦672年、
巨大な彗星の接近による小惑星群の流れの激変により、
ウェスタの全ての大気が剥ぎ取られていった。
これより百数十年を、人類の「地下文明の歴史」と呼ぶ。
もし、ウェスタの地下都市での生活に人類が適応していなければ、
人類はこのとき絶滅していただろう。
物語本編では、ウェスタ暦の正に末期、
地下での生活にも限界が見えてきたところに起きた、
反政府ゲリラと政府軍との武力衝突を発端とする戦い、
…"人類存亡論"を掲げた反政府軍「ラグナレク」との戦争を振り返る。
そして、人類史上初の重大な決断を巡り、
人々の母星への想いと、ウェスタとの別れを描く。
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