SEVENTH
-The Destination-
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エピソード抄録
【SEVENTH −The Destination 1−】
〜 1st ダルゼラ編 〜
■ "リザルダ"の休日−その後 No.1
ルシエに大量のチョコやお菓子が届く。
ハンナの情報を聞いたルシエのファンが贈ったもの(ハンナにっこり♪)。
リザルダ:クリフさんは、甘党だと伺いました
あまりの量に困っているルシエを助けるつもりで言ったが、
リザルダ:でも、贈られた方は、怒るかもしれませんね
余計に困るルシエ。
結局、ヘルモード基地の連中へのお土産ということで、
ルシエの判断で、千晶に預けることに。
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■ "リザルダ"の休日−その後 No.2
千晶が帰還する時、デッキにヒロシも見送りに来る。
リザルダと一通りの挨拶を終えると、ヒロシが千晶に近づく。
(ルシエは、一歩下がって様子を見ている)
ヒロシ:またな…
(2人にしか聞こえない程度、やや小声で話す)
千晶 :いろいろ、サンキュな
ヒロシ:お互いサマだよ
千晶 :…リザルダ様… (ちらっとリザルダを見て、またヒロシに戻す)、頼むな…
ヒロシ:ああ…
千晶は、クリフ同様、ルシエを信用していない。そのことをヒロシは聞いている。
普段のルシエを知っているヒロシには、それほど悪い人間には思えないが、
これから事態が進むにつれて、どうなるかは分からない。自分たちは、ただ純粋に
リザルダを守ろうと誓っただけなのだ。だから、信用できるヒロシに「頼む」と...。
千晶 :でも、無理はすんな…。 体には…気をつけろよ…
ヒロシ:(静かに頷く) …オレのことより、自分の心配しろよ
千晶 :はは、ヤバくなったら (ヒロシから離れて機体に向かう)、
助けてもらいに、また来るわ
ヒロシ:おぅ
千晶 :じゃなっ (姿が見えなくなる)
(ヒロシ):また
(千晶 ):会おうな…
(ヒロシ・千晶):死ぬなよ…!
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本格的な戦いが始まれば、死も覚悟しなければならない。
互いを思う気持ちは通じ合い、これで最後かもしれない2人の会話は終わる。
厳しさの中に寂しさが感じられる表情で、じっと千晶を見送るヒロシ。
これから訪れるであろう混乱の時代に対し、強い決心を抱くと同時に、
友との別れという悲しい結末を覚悟しなければならない若者たち。
リザルダがヒロシに近づく。
ヒロシの思いは察しがつく。
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リザルダ:私…
ヒロシ :! (リザルダが側にいるので、ちょっとビックリ)
リザルダ:今、迷っている私を励ましに来てくださって、
嬉しかった…
ヒロシ :… (微笑)
リザルダ:私は、あなた方に何もしてあげられないけど、
今あなた方がやっていることは、きっと正しい…!
そう思えるんです
ヒロシ :… (リザルダの目を見る)
リザルダ:あなた方は強い…! だから、きっとまた会えますよ
ヒロシ :はい…! (千晶の飛び去った方を見る)
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後方で見ていたルシエには、リザルダの、ヒロシ(弟)を思いやる行動が頼もしく思えた。
人に気を配れる器量、姉としての優しさ...、
過酷な運命の下、この先にある様々な重圧に対し、
リザルダという心優しい1人の普通の女性が耐えられるのか...。
ルシエの不安を少し拭ってくれるような、些細ではあるが、嬉しい行動に思えた。
そんな彼女を、ルシエは支えていく決心をした。
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■ "リザルダ"の休日−その後 No.3
千晶、ヘルモードに帰還。
「ルシエ様から」のお土産、というのが気に食わないクリフだが、
甘いものの誘惑に負けてしまう自分が、情けなかったり、腹立たしかったり。
そこへ、
クリフ:ぬぁ〜に〜イ!?
リザルダ様の膝枕で昼寝しただとォ〜〜!?
(許さーんっ!!)
リザルダ様ファンクラブ会員No.1(自称)のクリフが、千晶を追い掛け回す...
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