SEVENTH
-The Destination-
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エピソード抄録
【SEVENTH −The Destination 1−】
〜 1st ダルゼラ編 〜
■第1部 “風のごとく” 第1話より
リザルダ 『祖父、エルギウス・メルギーは死んだ…。
…私一人…残して…!』
祖父を埋葬する場面。
サーッと風が吹いてくる。
それは、
リザルダの長髪をほぼ水平に持ち上げる程度の強さがあり、
しばらくの間吹き続ける。
リザルダ 『風…?』
何故か引っ掛かる、どこか暖かい感じさえ受けるその風に、
ふと顔を、そして体を向ける。
それは、何かの始まりの予感であったのかもしれない。
リザルダ 『…この風は…、どこから吹いてくるのだろう……』
明らかにその風が、さとるが野球の練習をしているグラウンドにも
一吹きするように、場面が移る。
さとるもその風に一瞬気をとられる。
さとる 『え…?』
ボールを1つ手に取ったまま、
風の吹いてくる方向を見て動きが止まったさとる。
ライク :どうした?
さとる :!(ハッとする) …風って、しょっちゅう吹いてんなっ
ライク :? 何言ってんの
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■第1部 第1話より
エルギウス・メルギーの死がダルゼラ中に報道される。
防衛軍 "ラーニタリア"本部。総帥タングス・ジーンを含む軍上層部たちの話。
中には、ロディ・スティーブの姿もある。
タングス :エルギウスがいなくなったか…
上官1 :これでもう、反乱などは、
上官2 :起こらないでしょうな
タングス :そうかな…、その逆ではないか?
上官3 :! …なるほど…
上官4 :エルギウス本人が、抑え役だったとすれば…
タングス :おそらく、そうだよ
上官5 :好戦的な連中…
上官3 :これからは遠慮する必要はないというわけですな
タングス :戦争屋が動き出す…か…。キャロルは喜んでおることだろうて
上官4 :まったく…
(キャロル機関は、兵器開発に長けた一大企業である)
後に、ロディはタングスから第7部隊を任される。
新兵器のテストを主目的とする新部隊である。
タングス :使いたくはないが…、最悪の事態が予測可能なのでな
ロディ :戦争…でありますか…?
この任命は、明らかに戦争のための準備であった。
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