SEVENTH
-The Destination-


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SEVENTH PROJECT
   エピソード抄録

     【SEVENTH −The Destination 1−】

1st  ダルゼラ編 〜

"リザルダ"の休日−その後  No.1
  ルシエに大量のチョコやお菓子が届く。
  ハンナの情報を聞いたルシエのファンが贈ったもの(ハンナにっこり♪)。

    リザルダ:クリフさんは、甘党だと伺いました

  あまりの量に困っているルシエを助けるつもりで言ったが、

    リザルダ:でも、贈られた方は、怒るかもしれませんね

  余計に困るルシエ。
  結局、ヘルモード基地の連中へのお土産ということで、
  ルシエの判断で、千晶に預けることに。



"リザルダ"の休日−その後  No.2
  千晶が帰還する時、デッキにヒロシも見送りに来る。
  リザルダと一通りの挨拶を終えると、ヒロシが千晶に近づく。
  (ルシエは、一歩下がって様子を見ている)

    ヒロシ:またな…
    (2人にしか聞こえない程度、やや小声で話す)
    千晶 :いろいろ、サンキュな
    ヒロシ:お互いサマだよ
    千晶 :…リザルダ様… (ちらっとリザルダを見て、またヒロシに戻す)、頼むな…
    ヒロシ:ああ…

  千晶は、クリフ同様、ルシエを信用していない。そのことをヒロシは聞いている。
  普段のルシエを知っているヒロシには、それほど悪い人間には思えないが、
  これから事態が進むにつれて、どうなるかは分からない。自分たちは、ただ純粋に
  リザルダを守ろうと誓っただけなのだ。だから、信用できるヒロシに「頼む」と...。

    千晶 :でも、無理はすんな…。 体には…気をつけろよ…
    ヒロシ:(静かに頷く) …オレのことより、自分の心配しろよ
    千晶 :はは、ヤバくなったら (ヒロシから離れて機体に向かう)、
         助けてもらいに、また来るわ
    ヒロシ:おぅ
    千晶 :じゃなっ (姿が見えなくなる)

    (ヒロシ):また
    (千晶 ):会おうな…
    (ヒロシ千晶):死ぬなよ…!

  本格的な戦いが始まれば、死も覚悟しなければならない。
  互いを思う気持ちは通じ合い、これで最後かもしれない2人の会話は終わる。

  厳しさの中に寂しさが感じられる表情で、じっと千晶を見送るヒロシ。
  これから訪れるであろう混乱の時代に対し、強い決心を抱くと同時に、
  友との別れという悲しい結末を覚悟しなければならない若者たち。

  リザルダがヒロシに近づく。
  ヒロシの思いは察しがつく。

    リザルダ:私…
    
ヒロシ :! (リザルダが側にいるので、ちょっとビックリ)
    
リザルダ:今、迷っている私を励ましに来てくださって、
          嬉しかった…
    
ヒロシ :… (微笑)
    
リザルダ:私は、あなた方に何もしてあげられないけど、
          今あなた方がやっていることは、きっと正しい…!
          そう思えるんです
    
ヒロシ :… (リザルダの目を見る)
    
リザルダ:あなた方は強い…! だから、きっとまた会えますよ
    
ヒロシ :はい…! (千晶の飛び去った方を見る)

  後方で見ていたルシエには、リザルダの、ヒロシ(弟)を思いやる行動が頼もしく思えた。
  人に気を配れる器量、姉としての優しさ...、
  過酷な運命の下、この先にある様々な重圧に対し、
  リザルダという心優しい1人の普通の女性が耐えられるのか...。
  ルシエの不安を少し拭ってくれるような、些細ではあるが、嬉しい行動に思えた。
  そんな彼女を、ルシエは支えていく決心をした。



"リザルダ"の休日−その後  No.3
  千晶、ヘルモードに帰還。

  「ルシエ様から」のお土産、というのが気に食わないクリフだが、
  甘いものの誘惑に負けてしまう自分が、情けなかったり、腹立たしかったり。
  そこへ、

    
クリフ:ぬぁ〜に〜イ!?
        リザルダ様の膝枕で昼寝しただとォ〜〜!?
        (許さーんっ!!)

  リザルダ様ファンクラブ会員No.1(自称)のクリフが、千晶を追い掛け回す...



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