SEVENTH
-The Destination-
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ストーリー概観
【SEVENTH −The Destination 2−】
〜 3rd ウェスタ編 〜
■漂流
人々は眠りにつく。 永い、永い眠りにつく。
自動航行システム、半永久機関の宇宙船の中で、夢を見る。
"地球のような、蒼く美しい星に辿りつけたら..."
人類移民と銀河漂流、2つの計画を公表し、
どちらの道を歩むのか、各自に選択を委ねる。
政府は強制をしない。 ――ケイの提案である。
銀河への漂流の旅は、
またも母星を捨ててしまうという愚行を重ねる人類の、
宇宙に対する贖罪ともいえる。
長い人類の歴史の中で、人々は、移民の繰り返し
・・・宇宙の放浪の旅に疲れていたのだろう。
母星を捨てるという深い悲しみ、罪の意識からの逃避...そうかもしれない。
しかし、今ひとたび、しばらくの眠りが人々の魂を癒し、
刹那の...あるいは永遠の安らぎが、
人類の軌跡に対する戒めとともに、
良き種としての変容をもたらす可能性がある。
――マサディンの言葉は、多くの人々の心に響く。
それに対し、"それは逃げているだけだ"と強く批判する者もいる。
この愚行は自ら認める、人類の醜態、この罪は罪として受け入れ、
そして次は(これからは)この愚行を繰り返すまいとし、
悲しみとともに生きていかなければならない。
辛くて苦しい現実から、逃げるのではなく...と。
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結局、最後まで
マサディンとセルディ、2人の考えが一致することはなかった。
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■旅路
人類の出発は、
ラグナレクとの休戦後、3年を経た日のことであった。
人類の旅路は、
これをもって2つのルートに別れることとなる。
これが、遥かな未来に引き起こされる、
人類史上最悪の悲劇の序幕となってしまう...
そもそも、これまで人類が
"全員"強制的に移民してきた理由がこれなのである。
人が2ヶ所(以上)に別れて生活した場合、
それが対立の図式となった時、
互いの母星を傷つけ合う事態に発展し兼ねない
・・・人類の愚かな過去の歴史に、そう学ぶ。
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